鉄道会社が野菜栽培を始めました
2016 / 08 / 23 ( Tue ) 05:59:46
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 今朝の東京は曇りです。

 昨日は台風で酷い目に遭いました。

 おはようございます、kakisakasanです。
 

 鉄道会社の関連事業といえば、これまではバスやタクシー運行といった交通事業のほか、不動産開発やホテル・百貨店事業が主流でした。

 しかし、最近はこれ以外にも多様なジャンルへと進出しています。

 中でも関西私鉄で参入が広がっているのは、鉄道会社のイメージとは程遠い「野菜ビジネス」。

 たとえば…

 尼崎市の西端にある阪神電気鉄道の尼崎センタープール前駅。

 この高架下には、ある「工場」が稼働しています。

 それは何かと言いますと『阪神野菜栽培所』。

 高架下の空間を利用して、グリーンリーフ、フリルレタス、ベビーリーフの3種類の野菜を水耕栽培で育てているのです。

 では、どうして私鉄が全くの異業種である野菜栽培(農業)を手掛けるのでしょうか?

 工務部野菜栽培所担当の長田真由美さんのお話によりますと…

 「新規事業を検討している段階で生まれた発想です。鉄道会社である弊社には、活用しきれていない高架下の土地が多くありました。これまでは駐車場などに限られていましたが、野菜の水耕栽培なら日当りの悪い高架下でも可能ではないかということで、まずは大物~杭瀬駅間で300株の試験栽培を開始しました」

 当然のことながら、当初は試行錯誤の繰り返しでしたが、現在では1日1500株ほどを安定的に出荷できるようになり、阪神電鉄沿線の百貨店やスーパーで販売するほか、ホテルや飲食店、ゴルフ場のレストランにも納品しているそうです。

 今ではこれだけに止まらず、大物駅近くの高架横にはビニールハウスが設置されていて、シイタケの原木栽培を開始。

 現在は800本の原木を用いて栽培しているそうです。

 ただ、これはまだ実験段階で、阪神電鉄の関係するホテルや飲食店に出荷したり、近隣の保育園の子どもたちにシイタケ狩りを楽しんでもらったりしているそうです。

 このような野菜栽培には阪神電鉄のみならず、近畿日本鉄道も参加。

 宅地開発を行なっている奈良県大淀町の一角で2012年夏に「近鉄ふぁーむ花吉野」を開設。

 現在はグループ会社の近鉄不動産が植物工場でフリルレタスを農業用ハウスでミディトマト(中玉トマト)を栽培しています

 また、京阪ホールディングスは有機野菜の流通を手がける株式会社ビオ・マーケットを2014年にグループ会社化。

 関西のほか首都圏や名古屋・広島・福岡にも拠点を置き「ビオ・マルシェ」ブランドで約8000世帯の会員に宅配サービスを提供しています。

 鉄道会社と野菜栽培…

 一見、全く関係無い業種に共通するのは「安全と安心」。

 鉄道会社は電車という交通手段でお客様を運んでいます。

 そこには当然「命」を守る使命があります。

 その取り組みが食の「安全と安心」を守る意識へと向かわせているようです。

 このような試みと実践はとても良いことだと思います。

 ただ、異業種への参加をすることに際して、時として大きな壁となって立ちはだかるものがあります。

 それが法律です。

 古い法律が新しい試みを妨げることがありますので、もしそのような事が起きた時には、泣き寝入りせず、声を大にして「法律改正」を訴えて欲しいものです。


 典拠URL
 東洋経済オンライン~関西私鉄が「野菜ビジネス」に参入する狙い 高架下での栽培や宅配事業に相次ぎ進出 2016年08月11日 伊原 薫 :鉄道ライター
 http://toyokeizai.net/articles/-/131001

 

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