電子小説『前略、チッチへ』kindleから配信中です。あらすじ、冒頭文あり
2016 / 05 / 08 ( Sun ) 08:52:11
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。
 

 今朝の東京は晴れです。

 風が強いです。

 おはようございます、kakisakasanです。


 現在、わたくし垣坂弘紫は短編小説『前略、チッチへ』をアマゾンkindleから配信しています。

 以下に、あらすじと冒頭文を記載しておきますので、是非読んで頂けたらと思います。


 前略、チッチへ

 400字詰め原稿用紙換算枚数 39枚(縦書き)
 所要読書時間は30分~60分。
 お値段:およそ100円。


 あらすじ

 小学校六年生の息子と四年生の娘を持つちさ子は、優しい夫にも恵まれて幸せな日々を送っていた。
 そんなちさ子には、子供の時から背が低いという劣等感があった。
 結婚後、劣等感は無くなったように思えたが、子ども達の成長と共に、それがまた少しずつちさ子を襲うようになった…


 冒頭文
 
 ちさ子はリビングから庭先に出て来ると、ちょっと空模様を見てから、干していた洗たくものを取りに行った。
 午前中は雲が多かったので、それでにわか雨を気にしていたが、時折は日差しが垣間見られて、今は青空が遠くにまで広がっている。
 ちさ子は、物干し竿に掛けてあるシーツに触って、乾いているかどうか確かめた。真夏のようにパリッとした感じはなかったが、これなら家の中で二度干ししなくても済むと、ちさ子は思った。
 洗たくばさみを外し、いつもそばに置いている古びたビールケースを持って来てその上に乗ると、物干し竿の汚れが付かないように、少し浮かせるようにして手前に引っ張った。
 そうして、まずはシーツだけを取り入れて、次に物干しハンガーを取ろうと、再びビールケースに乗った時だった。
「小川さん」
 と言う声がしたので、振り向くと、お向かいの小池さんが何やらまた申し訳なさそうな顔をしてやって来た。
「あっ、こんにちは」
「ねえねえ、ちょっと尋ねたい事があるんだけど、今いい?」
「ええ、大丈夫ですよ」
 と言うと、ちさ子は一旦ビールケースから足を降ろした。
 話し掛けられた時は、ちさ子が小池を見下ろす格好だったが、しかし、同じ地面の上に立つと、風船がしぼんだように、急にちさ子の方が小さくなった。


 kindleから配信中




前略、チッチへ_表紙画像
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