電子小説『仏様のお祭り』kindleから配信中です。冒頭文あり(ホームドラマ)
2016 / 03 / 21 ( Mon ) 08:58:05
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。


 今朝の東京は曇りです。

 結構寒いです。

 おはようございます、kakisakasanです。


 現在、わたくし垣坂弘紫は短編小説『仏様のお祭り』をアマゾンkindleから配信しています。

 以下に、あらすじと冒頭文を記載しておきますので、是非読んで頂けたらと思います。


 仏様のお祭り

 400字詰め原稿用紙換算枚数 31枚(縦書き)
 所要読書時間30分~60分。
 お値段:およそ100円。

 
 あらすじ

 英司はある商店街で洋食屋を営んでいた。

 以前は近くに工場があって、そこの従業員が店の良いお客であったのが、不景気の煽りで工場閉鎖となってしまった。

 それは商店街にとって大打撃だった。

 しかも、工場の跡地に建設の候補となったのが葬儀場とあって、商店街は大反対ののろしを上げた。

 しかし…


 冒頭文

 英司(えいじ)が家に帰った時は、もう夜の一二時を過ぎていた。
 台所の窓から明かりが漏れているので、待っているのは妻の文恵(ふみえ)と思っていたら、中にいたのは父の保男(やすお)だった。
「遅かったな」
 保男の迎えにも英司は何も言わず、勝手口の鍵を閉めるとそのまま店に向かった。
「文恵は」
 とたずねると、
「文恵さんは、先に寝かせた。あんな身重(みおも)な体で、夜更かしは体に毒だろ」
「そう」
「で、どうなんだ」
 保男は、シャツにステテコと言う格好で、せわしく団扇(うちわ)を扇(あお)いでいた。
「また、物別れだよ」
 そう言うと、英司はジョッキを手にして、サーバからビールを注(つ)いだ。
 英司は、商店街で洋食屋を営んでいた。近所には大学もあって、昼時にもなれば結構なにぎわいを見せている。
 しかし、かつては商店街を抜けたところに工場もあって、その繁盛振りは今とは比べものにならなかった。
 工場で働く職員のみならず、地元商店街の者も交えて、何とか存続できないものかと、当時はかなり粘り強く交渉を続けたが、願いは聞き入れられなかった。
 閉鎖された工場は、それからしばらくして解体された。今はさら地となっている。
 地元商店街としては、何とか企業を誘致して、昔の活況をどうにか取り戻せないものかと思案に暮れていた。
 ところが、ようやく持ち上がった話は、火葬場も兼ねた葬儀場の建設だった。
 もちろん、商店街住民は反対した。ただでさえ、不景気の煽(あお)りで苦しい商いを強いられているのに、その上、葬儀場とあってはイメージが悪過ぎて、商店街に誰も寄り付かなくなると言うのだ。
 しかし、ここに来て、どうも足並みが揃(そろ)わなくなった。
 英司は、それを商店街の面々と話し合うために、出掛けていたのだった。



 
 kindleから配信中
 


仏様のお祭り
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