アメリカには動物行動学を教える刑務所がある
2015 / 06 / 09 ( Tue ) 06:09:15
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。 
 

 今朝の東京は雨です。

 結構強く降ってます。

 おはようございます、kakisakasanです。


 アメリカ合衆国西部にあるコロラド州の北部に位置するボルダー郡。

 その地にあるボルダー郡刑務所では、金曜の朝8時半からマーク・ベコフ氏が担当する動物行動学の講座が行われています。
 
 刑務所で動物行動学の講座が行われるのは、何とも奇妙な印象を持たれると思いますが、立ち見を覚悟しなければならないほど、この講座は受刑者に人気があるそうです。
 
 受刑者たちが動物に深い関心を寄せるのはなぜなのか、彼らが最も心を揺さぶられる問題は何なのか、凶悪犯でも動物の映像を見ると態度を和らげるのはなぜなのか。

 ナショナル ジオグラフィックはベコフ氏にインタビューを行いました。

 以下はその抜粋です。

○受刑者に動物行動学を教えたいと初めて提案したとき、刑務所側の反応はいかがでしたか?

 まず笑われ、「何をしたいのか?」と聞き返されました。ですが、受刑者にはきっと好評だと思っていましたから、強気で説得しました。動物の行動の90%はポジティブなもので、例えば霊長類やイヌの基本的な性質は友好的で寛容なのだと説明しました。「ですから誰かを動物呼ばわりするのは、けなすどころかほめていることになるのです!」と。彼らはこのメッセージを気に入ってくれました。受刑者たちの多くは成長過程で動物と触れ合ったことがあるだろうし、それについて話したいに違いないと思っていました。そして開講から1カ月もしないうちに、受講希望者が殺到するようになったのです。刑務所の運営側と受刑者双方からの反応に圧倒されました。

○トラブルが起こったことはありますか?

 いいえ。講座の前後に私が教室を歩き回って雑談をすると、受刑者たちはとても気さくに応じてくれます。雰囲気が硬いときもありますが、私が動物の話を始めると、風船から空気が抜けるように皆リラックスします。明らかに違いを感じられますよ。

○この講座は受刑者にどんな影響があると考えていますか?

 彼らは動物の映像を見せると盛り上がりますし、ペットや野生動物について話すのもとても好きです。動物の話題になると穏やかになります。社会での人間関係、思いやり、共感の大切さについて話し合う機会にもなります。相手が動物でも人間でも、基本は同じだと気が付くのです。また、塀の外の世界や自然への関心も高まります。かなりの凶悪犯である受刑者に、講座から得られたプラスの効果について話してもらったことがあります。ある受刑者はイヌの行動について話し合ったおかげで、人に対してももっと思いやりを持つ必要があると認識できたと振り返っていました。研究者は動物が人と人とを結びつけたり、切れた関係を再び築いたりするのに役立つ点に着目して、「社会の触媒」と呼んでいます。


 日本の刑務所でもこのような事が行われているのかは分かりませんが、出所すれば、人との関わりを持って生きていかなければならないわけですから、実施されていないのであれば、是非取り入れて欲しいと思いました。


 典拠URL
 NATIONAL GEOGRAPHIC 日本語版~刑務所で動物学の講義が人気のワケ 2015.05.25 文=Jennifer S. Holland/訳=高野夏美
 http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/052200112/

 
関連記事
スポンサーサイト
* kakisakasanの世間話 * comment(0) * page top↑
<<流しの排水溝がちょっと… * HOME * パピーが、わさわさ>>
comment
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

* HOME *