短編恋愛小説『奇跡の一拭』を公開しました。
2013 / 06 / 05 ( Wed ) 09:02:45
 
 今朝の東京は晴れです。

 日差しが強いです。

 今年は空梅雨なのでしょうか。

 おはようございます、kakisakasanです。


 昨日のことですが、ブクログのパブーに『奇跡の一拭』という短編小説をアップしました。

 内容はちょっとした恋愛小説です。

 以下はそのあらすじと冒頭文です。

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 あらすじ

 西野幸二には、自分で名付けた『奇跡の一拭』という縁起担ぎがある。
 それが起きた時は、必ず何か良いことがある…と信じている。
 大阪から東京に転勤をして初めて出社したその日、幸二は富岡美穂と出会い一目ぼれする。
 この幸運は『奇跡の一拭』のお陰と信じ、幸二は美穂をデートに誘いたいと思うのだが…

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 冒頭文

  一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)と言えば、初夢に見ると縁起のいいものである。

 四つ葉のクローバーは、見つけると幸せになれると言われている。

 これから登場する西野(にしの)幸二(こうじ)にも、彼独特の縁起担(かつ)ぎがある。幸二曰(いわ)く、奇跡の一拭(ひとふき)と名付けたそれは、用を足した後の、巻き取った最初のトイレットペーパーの一拭に、全く何も付いていなかったことに始まる。

 現代人は何かとストレスが多い。上司の顔色を窺(うかが)ったり、飲みたくもない酒に付き合わされたりと、社会に出れば自由な意志で自分の体を使える事はそうそうない。

 これがバブル(*1)の頃なら、上司は上司、自分は自分と言う態度を貫き通して、たとえ上司の誘いでも嫌な誘いなら断ると言っていたはずが、不景気が何年も続くとリストラの憂(う)き目に遭うのを恐れて、コロっと手の平を返して長いものに巻かれてしまう。それが現実と言われると、何ともやる瀬ない話だが、とにかく、体調管理は難しいと言える。

 ストレスが増せば、歯切れのいい用足(ようたし)もそう滅多(めった)にあるものではない。この世知辛(せちがら)い世の中、ウンが付いていない事が逆に運が付いていると思いたくなるのも、無理からぬことではなかろうか。

 その日、幸二も、これはいい事があるかもしれないと思って、快調な出足で仕事を始めたものの、忙殺(ぼうさつ)に明け暮れて、帰宅の途(と)に就(つ)いた頃にはすっかり忘れていた。

 いつも立ち寄る総菜屋で買った幕の内弁当をぶら下げて、重い足取りでアパートに向かっていると、街灯の下(した)に何かが落ちていた。

 幸二は何だろうと思って、疲れた目を凝らすと、何と、それは千円札だった。

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 400字詰め原稿用紙換算枚数49枚。

 お値段は120円。 

 読書に要する時間はおよそ40分から70分です。

 電車通勤の途中であるとか、次の会議にまでまだ時間があるとか、ちょっとした暇つぶしには最適だと思いますので、是非読んで頂けたらと思います。

 

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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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