サドノウサギを見守る
2012 / 04 / 27 ( Fri ) 06:37:11

 今朝の東京は雨です。

 去年と比べると、今年のこの時期は雨が多い気がします。

 おはようございます、kakisakasanです。


 みなさんはサドノウサギをご存知ですか。

 新潟県佐渡島にだけ生息し、準絶滅危惧種に分類される野ウサギだそうです。

 サドノウサギは国内に生息するニホンノウサギの亜種で体長約50センチ。

 雪の多い地方に生息するトウホクノウサギと同様に、後ろ足が雪に沈まないように長く発達しているのが特徴だそうです。

 佐渡島では昭和30年代、国策で杉の植林を大規模に実施。

 うっそうとした雑木林は伐採され、杉の苗が植えられ、整然とした地表には太陽光が差し込み雑草木が生い茂り、これがサドノウサギにとって天国だったようです。

 雑草木も杉の苗も「大好物」だったからです。

 豊富な餌に恵まれ個体数は急激に増加しましたが、しかし杉の苗が成長すると、環境も昔に戻り…

 植林した杉の苗木を食い荒らすサドノウサギは、人間界では厄介者になり害獣扱いになりました。

 昭和34年には駆除目的で天敵のテンを本州から移入したほか、銃やわなによる駆除も行われたそうです。

 同年から4年間で毎年約6千~7千羽を捕獲したとの記録も残り、一時は絶滅が危ぶまれるまで激減したそうです。

 人為的な駆除と、自然減少のどちらが主な原因かは分からないそうですが、サドノウサギに詳しい新潟大学農学部の箕口秀夫教授は「テンの移入と自然減少がたまたま同じ時期だったのでは」とみているそうです。

 そのサドノウサギの姿をスギ林に設置した無人カメラでとらえたというのが、今回のニュースなんです。

 夜行性で臆病なため、島の住民でもほとんど目にすることはなく、自然の中で夜間に活動する鮮明な姿の撮影に成功したのは初めてなんだそうです。

 『杉の苗が成長すると、環境も昔に戻り』と記事にはありましたが、これはおそらく植林はしたものの、その後の世話をしなくなった結果なんでしょうね。
 
 一言で言えば、林業の衰退…

 もし、それが正しいのなら、人間の自然開発によって個体数が増え、人間の開発放棄によって個体数が減ったとも言えるのでしょうね。

 サドノウサギは、環境省の定めたレッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)に掲載されおり、準絶滅危惧種に指定されています。

 里山という機能があれば、サドノウサギも人間に翻弄されずにすんだのでしょうか。

 実際のところは分かりませんが、自然との共存は本当に難しいことだと、それだけははっきりと言える事なんでしょうね。

 
 典拠URL
 ・msn産経ニュース~新潟県・佐渡島 人間に翻弄、サドノウサギ2012.4.1 10:30 (写真報道局 大山文兄)~
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120401/trd12040110330003-n1.htm
 ・レッドデータブック - 生物多様性センター
 http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html
 ・日本のレッドデータ検索システム~サドノウサギ
 http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=01040010080

 

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comment
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林業が一番安い外国勢に押されてる気がしますね
農政族ならる林政族がいれば林業もいろいろ保護されてたのでしょうね…
by: ころすけ * 2012/04/27 20:35 * URL [ *編集] * page top↑
**ころすけさんへ**

国の政策って計画性を感じないんですよね。
どうにもならないって感じを受けるのは私だけですかね。
by: kakisakasan * 2012/04/28 07:53 * URL [ *編集] * page top↑
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