今できる事から未来に向けてやるべき事へ
2011 / 04 / 08 ( Fri )
06:59:09
今朝の東京は晴れです。 ![]() 昨夜の地震、大きかったです。 余震、一体いつまで続くのでしょうか。 おはようございます、kakisakasanです。 震災から4週間… 約一ヶ月が過ぎました。 被災地では、瓦礫の撤去が行われ、仮住宅の建設が急ピッチで進められています。 物資も何とか回るようになり、地域によっては早くも仕事を再開した所もあります。 津波の爪痕は、まだまだしばらくは残るでしょうが、それでも、生命の活動は確実に息を吹き返しつつあります。 その生命活動を支えるためには、エネルギーが必要です。 しかし、そのエネルギーは大変な問題に直面しています。 福島原発の損壊です。 6基ある原発のうち4基は既に廃炉が決定… 残り2基も廃炉になるだろうと言われています。 現在、テレビCMでは「私達に出来ること」をアピールしています。 その一つに節電があります。 福島の原発は関東の電力を賄うものですから、節電に関しては関東に住む私達にとっては最重要課題です。 原発に限らず、仮に原発に替わる新たな火力発電所を建設することになったとしても、1~2年で建設出来る訳がありません。 おそらく、最低でも、向こう10年は電力の供給不足になると思います。 つまり、節電の時代は10年は続くと言う事です。 では、この先10年も節電生活しなければならないのか。 ここに「私達に出来ること」の一つがあると思います。 それが意識を変えること。 節電という言い方は、従来の電力消費が当たり前だったという認識に基づいて言われる言い方であることを、私達はまず自覚するべきだと思います。 節電が始まった当初は、暗い東京という認識でしたが、慣れてくると節電の状況で充分なんですよ。 場所によっては、むしろ明る過ぎて… たとえば、繁華街はお店の照明がありますから、それだけで街中は明るいんですよね。 そこに、街灯の光はいらないんですよ。 だから、お店が閉まる時間帯に街灯を照らせば、街中は暗くならなくて済む。 使用する時間帯のすみ分けですね。 また、過剰な電気の看板は止める。 地下にあるお店やビルの中に入っているお店は、営業中であることを知らせるために看板を照らすことは必要でしょうが、1階にあるお店はお客さんと同じ目線にあるので、何も看板を照らす必要はないと思います。 営業中の札を出せばそれで充分だと思いますし、窓があれば室内の明かりが漏れて来ますから、営業していると分かりますよね。 実際、節電営業中という札を電気の看板に貼っているお店を見ました。 つまり、節電ではなく無節操な電力消費を止める。 そう言う意識を個々人が強く持つ事が必要になってきますし、それを促すために、たとえば電気の総消費量を現すグラフを常時テレビ画面に映し出す。 家庭の電気メーターではなく、日本の電気メーターとして、個々人が電力消費に関心を持つ。 既にインターネットのYahooでは、東京電力の電気使用料のグラフが表示されています。 電気予報を放送するプランも浮上しています。 テレビ業界は今年の7月から地デジに移行するわけですから、デジタル放送の活用も視野に入れて欲しいです。 そして、これは今後の日本のエネルギー問題に大きくかかわってきます。 つまり、今後も原発を作り続けるのか、原発を止めるのか。 震災前と同じく湯水のように電力を消費したい、お客を呼ぶために電気の看板を使用したい、地下鉄や地下街は煌々と明るく照らしたい… 一人暮らしなのに、部屋数と同じだけあるエアコンを全部使いたい… 放射線の危険にさらされ、水や野菜や肉や魚などが放射性物質で汚染されようとも、無節操な電力消費をこれからも行いたい… そう考えているのであれば、原発推進を訴えるべきだと思います。 いや、放射線の恐怖は二度と経験したくない、今度はマグニチュード9.0に耐えうる原発建設対策を施すと言っても、では10.0のマグニチュードはあり得ないと誰が言い切れる。 日本は地震列島であり、それ故、津波の襲来から免れることは出来ない… そう考えているのであれば、原発は反対すべきだと思います。 そして、そのどちらかを選択するのは、政治家ではなく私達一人一人なんです。 今できる事から未来に向けてやるべき事へ… それは、エネルギー問題の方向をどちらに向けるべきかと言う事です。 そして、後者を選ぶのなら、原発に替わる新しい発電技術を模索し、それを実行していかなくてはならない。 日本と日本人は今まさに大きな岐路に立っていることを自覚しなくてはいけないと思います。
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便利さと危険!諸刃の刃ですね! 喉元過ぎればでまた,いろいろと電気に関して不満が出て着なければいいですが? 原発に依存する方向性にまたなるのではないかな? 新しい発電エネルギーが見つけられれれば良いのですが! 一時期,電線の抵抗を無くし余剰電気を発電所内で電線に流しできを備蓄する方法も考えられていましたね!その応用がリニアモーターカーに利用されてます。
by: 花と竜 * 2011/04/08 08:54 * URL [ *編集] * page top↑
**花と竜さんへ**
わたしもパソコンをはじめ、諸々の電化製品を使用してますから偉そうな事は言えないのですが、それでも原発事故が起きる前から節電はしているつもりです。 ブレーカーは一度も飛んだことがありません。 喉元過ぎれば… それが一番怖いですね。 |
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