女子高専生の研究が燃料電池を飛躍的に向上させる?
2017 / 08 / 03 ( Thu ) 06:03:21
  I am distributing e-books from kindle.(in japanese)  


 今朝の東京は曇りです。

 涼しい朝です。

 おはようございます、kakisakasanです。


 生物化学について探究するクラブ活動「B&C研究同好会」の前田千澄さん(物質工学科4年)と後輩の山村萌衣さん(同3年)は鳥取県米子市の国立米子工業高等専門学校の現役学生です。

 彼女たちは廃棄されていた卵の膜を使って、燃料電池のコストを大幅にダウンさせることに成功しました。

 この画期的な研究は、2016年5月8~13日に米フェニックスで開催されたインテル国際学生科学技術フェア (通称:Intel ISEF)で高評価を受け、エネルギー化学部門で優秀賞2等に輝きました。

 燃料電池は、酸素と水素の化学反応で発電する仕組みで、二酸化炭素を出さないエネルギー源として注目されています。

 前田さんと山村さんは発電に必要な「電解質膜」をタマネギやサツマイモの皮など従来捨てられていた天然の物質の中から使える物はないか研究してきました。

 そうして、卵殻膜に塩化白金酸溶液を染み込ませることで、高い通電性を実現できることを発見しました。

 この卵殻膜は、従来使われている石油由来の素材・ナフィオン膜に比べ、コスト面で圧倒的な優位性を持ちます。

 ナフィオン膜が3cm四方で1枚約800円に対し、卵殻膜は同サイズで14.4円と55分の1以下に抑えられます。

 塩化白金酸溶液より安価な塩化鉄溶液を用いれば、同サイズで0.9円とさらなるコストダウンも可能。

 電解質膜の廃棄時も、ナフィオン材と比べて環境面への悪影響を大幅に低減できるそうです。

 しかし、問題はまだあります。 

 実用化への最大の課題は、燃料電池の出力。

 現在、ナフィオン膜の発電が1平方cmあたり10kWに対し、卵殻膜は約10分の1に留まるそうです。

 この課題は後輩たちに託すことになるそうですが、若い力には無限の可能性を感じますよね。

 もし、kakisakasanが文部科学大臣だったらこの研究に予算を付けますけど、実際はどうなのでしょうか。

 山村さんは「ここまで自分たちの研究が認められてうれしかった」と満足されたようです。

 また前田さんも「夢とか全然なくて、ただ勉強を頑張っていただけだった。いろんな学会に行くうちに、将来は大好きな地元で研究活動をしたいと思うようになった」と明るく話したそうです。

 10年後、あるいは20年後、ひょっとしたら彼女達はノーベル賞を受賞しているかもしれませんね。


 典拠URL
 IRORIO~女子高専生の研究に海外も大注目!卵の膜を使って燃料電池の価格を55分の1に Posted: 07/02/2016 10:00 am|Updated: 07/07/2016 10:59 am Text by 漆舘卓海
 https://irorio.jp/takumiurushidate/20160702/326803/

 

スポンサーサイト
* kakisakasanの世間話 * comment(0) * page top↑
* HOME *