SF小説『AKIHABARA』執筆裏話
2016 / 11 / 19 ( Sat ) 09:39:18


 今朝の東京は雨です。

 洗濯物、部屋干しです。

 おはようございます、kakisakasanです。


 11月12日の土曜日にデータをキンドルにアップして、配信が開始されたのが11月14日の月曜日。

 垣坂弘紫が初めて手掛けたSF小説『AKIHABARA』。

 正確に言うと、二十代の時に書いた二編のSF小説を一編に再構成したものなんですけどね。

 でも、やはり仕上がったものは、過去の小説とは全く違うものになりました。

 キーワードは、公益財団法人・自己臓器移植開発機構。

 これが過去の二編を一編に繋いだと言えるでしょうね。

 ちなみに、この公財のある場所は、今最もホットな場所と言える豊洲です。

 世間であれだけ騒がれているわけですから、使わない手はないと思いましたし、行ったことのある人なら分かると思いますが、このような団体があっても不思議ではない、いや、豊洲にはこう言う団体が欲似合うと言った方がいいかな、ただの埋め立て地なんだけれども、都心とは違う何か妙な空間なんですよね。

 まあ、それにしても、今回は苦労しましたね。

 何に苦労したかって、それは勿論、科学的知識に関すること。

 もともとサイエンスは好きなので、そう言った本をたまに読むのですが、しかしそれは雑学程度のことであって、専門的な知識を扱うとなると話はまた別で…

 文系出身のkakisakasanが科学的なことに関するひとつひとつの事を理解するのは、そりゃあもう大変なことで…

 いくらフィクションの世界であっても、既定の事実をもとに作り上げているわけですから、その根底の部分で理解不足だとお話の展開に真実味が不足してしまいますからね。

 理解を間違えると、言葉の選択も間違えてしまいますから、読む人が読めば「これ、おかしいよ」ということになるんですよね。

 だからね、本当に頭がくらくらしましたよ。

 執筆中は慢性疲労症候群のように、疲れが取れなくて…

 口内炎と吹き出物が同時に出来たりとか…

 とにかく、背中が重たかったですね。

 勤め先の仕事も気の抜けない状況でしたから、体にはきっと二重の負担が掛かっていたんだと思います。

 だってねえ、執筆から解放された途端、背中の重みがかなり消えましたからね。

 自分の書く文章にはやはり責任を持たなくてはなりません。

 ただ、その重圧は自分が思っている以上だったんでしょうね。

 面白いかどうか、それは読まれる方の好みですから、何とも言えませんが、社会性の伴ったSF小説には仕上がったと思っていますので、読み応えはあるのではないかと思っています。

 興味が沸きましたら、是非とも、読んで頂けたらと思います。


 AKIHABARA_表紙画像


 
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SF小説『AKIHABARA』配信開始
2016 / 11 / 15 ( Tue ) 05:54:40
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。


 今朝の東京は曇りです。

 ホットコーヒー、飲んでます。

 おはようございます、kakisakasanです。


 先月予告していましたSF小説『AKIHABARA』をkindleから配信を開始しました。

 頑張って書きましたので、是非読んで頂けたらと思います。

 
 タイトル『AKIHABARA』

 400字詰め原稿用紙換算枚数 91枚(縦書き)
 お値段:およそ340円。

 あらすじ

 実験動物の使用反対を訴える動物保護団体は、世界中で騒がれていたクローン人間開発の是非を利用して、実験動物の代用としてクローン人間の使用を提唱した。

 一方、臓器移植に拘わる様々な問題解決にもクローン人間が有益であることが認識されるようになった。

 この二つの世流が動物保護団体の提唱した《自分達のことは自分達で》というスローガンの下に合わさり、それが倫理の壁を突破する原動力となった。

 そのような追い風を受けてクローン人間開発は日清月歩で進んだ。

 そんな時、秋葉原のそばを流れる神田川で全裸の溺死体が発見された。

 

 冒頭文

 正月休みが明けて、世間では新年がいよいよ始まろうとしていた。

 勝呂が勤めるこの研究所でも、所長の挨拶で始まり、本来なら職員の顔合わせ程度で今日は終わるはずだった。

 三面記事の見出し。

《秋葉原に全裸死体》

 机の上に広げた紙面を前にして、勝呂は椅子の背凭れに軽く寄り掛かっていた。黒髪から覗く白髪が気になって見えるのは、虚ろな横顔のせいだろうか。

「勝呂君、また見てるのかね」

 与田が声を掛けても、勝呂は返事をしなかった。机の上にコーヒーを置く与田の姿が目に入って、ようやく与田の存在に気づいた。


「あっ、先生」

「年も明けたんだ。そろそろ前向きに考えたらどうだ」

 勝呂は気まずそうに新聞を引き出しにしまった。

「コーヒー、冷めるぞ」

「ありがとうございます」

「考えたところで犯人は見つからない。今は榎田君に任せよう」

 与田は至って冷静だった。

 それが、勝呂には何とも言えない歯痒さを感じさせた。

 与田はこの研究開発のリーダーとして事態の重大さをよく心得ている。だからこそ、努めて沈着冷静な態度を取らなければならない。

 しかし、勝呂には何かが引っ掛かった。それは科学者としての論理的裏付けによるものではなく、人間としての、いわゆる第六感によるものだった。



 AKIHABARA_表紙画像


 
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SF小説『AKIHABARA』せっせと校正・校閲中。
2016 / 11 / 04 ( Fri ) 09:09:03
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。


 今朝の東京は晴れです。

 さわやかな朝です。

 おはようございます、kakisakasanです。


 一昨日風邪をひいて、その夜は確実に熱が出ると思っていましたが、それはありませんでした。

 市販の風邪薬、効いたのかな?

 まあ、取り敢えずはホッとしました。

 鼻づまりも今のところありませんが、過去の経験を考えると、もう2~3日したら、鼻水が出てくるのではないかと思います。

 喉はまだ痛いです。

 (><)

 今週末くらいにキンドルから配信する予定だったSF小説『AKIHABARA』、ちょっと遅れそうです。

 現在せっせと校正・校閲をしておりますので、その時が来ましたら、よろしくお願いします。

 
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SF小説『AKIHABARA』執筆中
2016 / 10 / 10 ( Mon ) 09:19:39

 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。 


 今朝の東京は雲りです。

 涼しいです。

 おはようございます、kakisakasanです。


 9月からSF小説『AKIHABARA』を書いています。

 正確には、kakisakasanが20代のときに書いたSF小説二作を合わせて、再構成、再執筆しているものです。

 このまま順調にいけば、11月初旬には配信出来ると思っています。

 配信元はkindleになります。

 お値段は300円くらいを予定。

 で、小説の内容ですが…

 メインとなる舞台は東京の秋葉原。

 時代は今から10年後くらいの期間を想定したものです。

 あらすじは次の通りです。


 実験動物の使用反対を訴える動物保護団体は、世界中で騒がれていたクローン人間開発の是非を利用して、実験動物の代用としてクローン人間を使用することを提唱した。

 一方、臓器移植に拘わる様々な問題解決にもクローン人間開発が有益であることが認識されるようになった。

 この二つの世流が動物保護団体が提唱した《自分達のことは自分達で》というスローガンの下に合わさり、それがクローン人間開発と言う倫理の壁を突破する原動力となった。

 クローン人間開発の技術は日進月歩で進んだ。

 そんな時、秋葉原のそばを流れる神田川でクローンの溺死体が発見された。


 難しいテーマを扱っていますので、二度三度と読めば、あらが見えて来ると思います。

 それが出来るだけ目立たないよう、今は何度も検証している段階です。

 あらすじを読まれて、面白そうだなと思われたならば、ご購入のほどよろしくお願いします。

 
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日本列島改造論と日本列島循環政策
2016 / 06 / 19 ( Sun ) 09:18:52
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。


 今朝の東京は晴れです。

 真夏のような暑さです。

 おはようございます、kakisakasanです。


 巷では昨今田中角栄ブームだそうで、書店に行けば彼を取り上げた本が目に付くです。

 そこに石原慎太郎著書の『天才』が発刊されて、ベストセラーになっているようです。

 田中角栄と言えば『日本列島改造論』が有名ですよね。

 日本列島を高速道路・新幹線・本州四国連絡橋などの高速交通網で結び、地方の工業化を促進し、過疎と過密の問題と公害の問題を同時に解決する。

 これが『日本列島改造論』の骨子のようで、当時、すごいブームになったのは子供心にも覚えています。

 しかし、これがきっかけでインフレが起きて、更にオイルショックが拍車をかけて、物価高が社会問題化しました。

 結果、『日本列島改造論』の施策は後退したそうです。

 ちなみに、最近運行を開始した北海道新幹線も日本列島改造論のひとつとしてあるようです。

 ロッキード事件で失脚してから40年…

 今なお、一政治家が考えた構想が連綿と続いているとは、いやはや驚きの一言です。

 『日本列島改造論』は田中角栄という大政治家が考え、実際に動いている政策ですが、じゃあ、タイトルにあります『日本列島循環政策』は何かと言いますと、これはkakisakasanの書いた小説『地盤下のジャングル』中で作った架空の政策なんです。

 有権者法案作成制度と言うこれまた架空の制度を小説の中できちんと成立施行させるためには、『日本列島循環政策』はどうしても必要な政策だったんです。

 『日本列島改造論』を読んだことはありませんが、検索してみると、発想はちょっと似てるかなあとは思います。

 ただ、違う点を挙げるとすれば、『日本列島改造論』は国(政府)が主導して行うのに対して『日本列島循環政策』は国と地方が対等の立場に行うと言うところでしょうか。

 詳細は以下に記して起きますので、興味がある方は一読して頂けたらと思います。

 地盤下のジャングル
 400字詰原稿用紙換算枚数414枚(縦書き)
           
 目次

 序章

 第一章 日本列島循環政策
     1 引っ越し
     2 日本沈没
     3 日本列島循環政策

 第二章 道州制
     1 新学期
     2 道州制
     3 東日本大震災
     4 学校
     5 携帯迷惑税

 第三章 農業政策
     1 農林水産省解体
     2 自然授業

 第四章 南東北州
     1 大志田哲雄
     2 人口―分散と集中 その1―
     3 蘇る都市

 第五章 魁市
     1 浩治とカメ
     2 農業観光都市
     3 東北リーグ
     4 人口―分散と集中 その2―

 第六章 水の循環
     1 噂
     2 水質管理
     3 南東北州総合水道株式会社

 第七章 地盤下のジャングル
     1 魁市局
     2 下校時の相談
     3 地盤下のジャングル

 第八章 有権者法案作成制度
     1 事件の全容
     2 記者会見
     3 法案成立

 引用・参考文献
 用語解説
 注記


 あらすじ

 西暦2008年、リーマン・ブラザーズの経営破綻が世界的金融危機の引き金となった。

 世に言う、リーマンショックである。

 同じ頃、日本では大阪府がついに財政破綻を来たし、2009年2月自治体の倒産を意味する『準用財政再建団体』として日本国の管理下に置かれることとなった。

 しかし、リーマンショックと日本の第二の都市である大阪府の財政破綻によって、かねてから危惧されていた巨額な日本の赤字財政が、世界の日本に対する信用を失墜させ、それが国債の暴落へと繋がり、とうとう日本国そのものが財政破綻をするという現実を迎えることになってしまった。

 日本はIMFが既に用意していたネバダ・レポートによる日本再建プログラムによって過酷な財政管理下に置かれるが、しかし、同時に日本独自の政策も行われることとなった。

 それが日本列島循環政策である。

 人口の強制移動、道州制、計画都市、農業政策の4本を柱に据えた日本列島循環政策はまさに日本復活の切り札であり、IMFに対する抵抗であったが、中央集権体制の解体から地方の独立へ移行するのは容易ではなかった。

 そこへ追い打ちを掛けるようにして起こったのが、空前絶後の大災害である東日本大震災であった。

 これによって、ますます日本に対する世界の信用は失墜するかに思われたが、逆に日本列島循環政策が“変わるんだ”と言う国民の強い意志によって推進されるようになった。

 そうして迎えた2019年。

 いち早く計画都市の名乗りを上げた魁市は、旧山形県は酒田市と鶴岡市が合併して出来た都市である。

 日本列島循環政策のひとつである人口の強制移動で大阪から引っ越して来た菊田家族は、ここで新たな生活を始めることとなった。

 かつての東北地方は北東北州と南東北州という道州に変わり、独自の政策によって活気づいていった。

 その牽引役とも言うべき魁市は菊田家族に平和な幸せをもたらしていたが、それも束の間、ある噂話がとんでもない悲劇を呼ぶことになる…


   kindleから配信中




地盤下のジャングル

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電子小説『大丈夫、大丈夫』kindleから配信中です。あらすじ、冒頭文あり
2016 / 05 / 15 ( Sun ) 09:03:51
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。 


 今朝の東京は晴れです。
 
 ウキウキお出掛けしたい気分です。

 おはようごさいます、kakisakasanです。


 現在、わたくし垣坂弘紫は短編小説『三歳の娘』をアマゾンkindleから配信しています。

 以下に、あらすじと冒頭文を記載しておきますので、是非読んで頂けたらと思います。


 タイトル『大丈夫、大丈夫』

 400字詰め原稿用紙換算枚数 37枚(縦書き)
 所要読書時間30分~60分。
 お値段:およそ100円。



 あらすじ

 年の暮れ、何年かぶりに横浜に雪が降った日のことだった。
 妊娠七ヶ月の裕子はお腹に張りを感じて、掛かり付けの産婦人科に行った。
 すると、切迫早産の危険性があるという事で、急遽入院することになった。
 当初は絶対安静にしておけば心配はないように思えたが、その日の夜、事態は急変した…

 冒頭文

 横浜にこれほど雪が降り積もったのは、何年振りだろうか。
 裕子(ゆうこ)は首筋に寒さを感じながらも、障子に差す光が何かいつもより明るいのに気がつくと、布団から出てパジャマの上に半纏(はんてん)を羽織った。
 寝ぼけ眼(まなこ)を引きずって障子を開けると、焼け付くような白さがぱっと裕子の前に広がった。
「わあ、綺麗(きれい)」
 とつぶやくと、思わず窓を開けてベランダに出て行った。
 うっとりした先に手を伸ばした。手のひらに触れる雪が一粒一粒と溶けていく。
 冷たさに、裕子は我に返った。
 しかし、それがまた、燃える命の強さを改めて教えてくれたようだった。
 裕子のお腹(なか)の中には、もうひとつの命が宿っている。現在七ヶ月で、お腹の張る感じで目が覚めたのは、この雪の美しさを赤ちゃんが見たがったからだろうかと、裕子は甘い想像に一人微笑んだ。
 しんしんと、静かさだけが聞こえてくるようだ。
 後ろで、和也(かずや)の寝ぼけ声がした。
 振り向くと、和也が背を向けて丸くなった。
「あっ、いけない。開けっ放しだった」
 と言って、くすっと笑うと、裕子は部屋に戻って窓を閉めた。



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大丈夫、大丈夫
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電子小説『三歳の娘』kindleから配信中です。あらすじ、冒頭文あり
2016 / 05 / 14 ( Sat ) 08:39:44
 ibookstore、kindleからも電子書籍を出版しています。 


 今朝の東京は晴れです。
 
 絶好の洗濯日よりです。

 おはようごさいます、kakisakasanです。


 現在、わたくし垣坂弘紫は短編小説『三歳の娘』をアマゾンkindleから配信しています。

 以下に、あらすじと冒頭文を記載しておきますので、是非読んで頂けたらと思います。


 タイトル『三歳の娘』

 400字詰め原稿用紙換算枚数 40枚(縦書き)
 所要読書時間30分~60分。
 お値段:およそ100円。



 あらすじ

 ある日、三歳の娘である奈美はお母さんの手伝いをすると言い出した。
 奈美なりの決意を感じた母の由紀子は、奈美に料理の手伝いをさせることから始めた。
 奈美の決意…
 それは、飲酒運転によって殺された父の英樹の分まで何かを頑張ろうと言う思いであった…


 冒頭文

 明け方の涼しさは布団の温(ぬく)もりを恋しくさせて、夢はまだ枕にうっとりと揺れている頃である。それも、相手が三歳の女の子なら、まほろば(*1)は尚(なお)のこと優しく語りかけていることであろう。そうして、寝ぼけ眼(まなこ)が母の笑顔を見れば、奈美(なみ)もまた笑顔でおはようと元気よく言っていた。
 しかし、それももう、昨日(きのう)までのことである。
 あの時芽生(めば)えた小さな誓いは、母の由紀子(ゆきこ)と一緒に朝ごはんを作ることから、その第一歩を踏み出した。
 ぐつぐつと聞こえる鍋からは白い湯気が沸き立ち、奈美は椅子(いす)の上に立ってじっとそれを見ていた。
「いい、よく見てるのよ」
 と言うと、由紀子は手にしていたそうめんを鍋の中に入れた。
 そうめんは、あっと言う間にフニャッとなった。
「あぁ、チュルチュルだあ」
 奈美は大声でそう言うと、目を輝かせて、鍋の中で踊るそうめんを見つめた。
 由紀子は火を止めると、奈美を椅子から降ろした。
 床に置いていた鍋敷きに鍋を置くと、由紀子は既に味噌(みそ)を入れておいた漉(こ)し器を鍋に入れて、奈美にスプーンを渡した。
「いい、奈美。お味噌はこうして鍋につけて、そのスプーンでぐるぐる回すの。やってごらん」
 と言われると、奈美はしゃがんで漉し器を左手に持った。右手に持ったスプーンでかき混ぜると、お味噌は段々と溶けて、ダシの入ったお湯は少しずつ味噌汁色に変わっていった。



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